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“スマートバレー”をSurfaceがサポート グラチャン全日本男子

» 2013年11月26日 09時26分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 22日の日本対ブラジル戦

 “スマートバレー”をSurfaceがサポート――バレーボールの世界4大大会の1つ、「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013」(グラチャンバレー2013)男子大会が11月19〜24日に東京体育館で開かれた。ゲーリー・サトウ新監督のもと、選手1人1人が考え抜いてプレイするバレー「スマートバレー」を掲げる全日本男子を、日本マイクロソフトのタブレット「Surface」が支えた。

 グラチャンはオリンピックの翌年に日本で開催される世界大会で、今年で5回目。北南米、ヨーロッパ、アジア各大陸のチャンピオン4チームと国際バレーボール連盟推薦チーム、開催国日本の6カ国が出場する。男子の今年の出場国は、米国(世界ランク4位)、ロシア(同2位)、ブラジル(同1位)、イラン(同12位)、イタリア(同3位)と日本(同17位)だ。


画像 選手の肩にSurfaceのロゴ
画像 コートサイドにSurfaceの広告

画像 Surfaceでデータをチェックするコーチ

 日本マイクロソフトは男子大会に協賛し、Surfaceが公式タブレットとして採用された。全日本男子チームユニフォーム両肩にSurfaceロゴが縫い付けられているほか、コートサイドやコート床などにロゴを掲載。男子チームがSurfaceを活用するイメージシーンを収めたテレビCMも中継中に放送されたほか、試合中にはコーチがSurfaceを使い、データをリアルタイムに確認していた。

 バレーボールでは、コートの外でアナリストが試合内容を分析、そのデータをコートサイドのコーチや監督が受け取り、リアルタイムに戦術を変えていく「データバレー」が主流になっており、全日本女子では真鍋正義監督がiPadを手に指示を飛ばしている姿がおなじみになっている。

画像 会場となった東京体育館の入り口にはSurfaceを展示

 全日本男子は今回のグラチャンでSurfaceを活用。コートサイドのコーチがSurfaceでデータをチェックし、ゲーリー・サトウ監督への情報共有や、セッターの近藤茂選手への指示に生かしていた。

 取材した22日の日本対ブラジル戦では、世界ランク1位を相手に石島雄介選手や越川優選手の活躍で第2セットは23-25と迫る奮戦を見せたが、ブラジルのパワーとスピードに圧倒されストレートで敗れた。

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