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山手線初乗りは「133円」 JR東、ICカード利用時に1円単位運賃を導入

» 2013年12月12日 20時30分 公開
[ITmedia]

 JR東日本は12月12日、来年4月の消費税率8%への引き上げに伴う運賃改定の方針を発表した。JR各社の中でJR東日本のみ、ICカード利用時に1円単位運賃を導入する。

 改定は4月1日付けで、原則として全運賃・料金を改定。普通運賃の場合、切符(磁気定期券、IC定期券含む)では四捨五入による10円単位(一部区間は切り上げ)とするが、ICカードでは「引き上げ相当分をより正確に転嫁するため」として1円単位運賃を導入する。

photophoto 電特エリアではICカードのほうが安いが、幹線・地方交通線では切符のほうが安い区間も

 具体的には、山手線・電車特定区間(東京周辺)の初乗り運賃は現行130円がICカード利用時に133円、切符では140円に。幹線・地方交通線は初乗り現行140円をICカード利用時に144円、切符利用時に140円とする。

 電車特定区間ではICカード利用時が切符より安くなる一方、幹線・地方交通線では切符利用時のほうが安くなる区間がある。このため、運賃表で切符運賃に対応するICカード運賃を対応表で掲載するという。

 またSuicaの販売価格を現行の2000円から1000円に値下げ。改札外でチャージする際の最低額を現行の1000円から500円に引き下げる。

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