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電子版「母子手帳」標準化へ、MSとインテルが協力 WindowsタブレットやAzure活用

» 2014年01月24日 20時12分 公開
[ITmedia]

 インテルと日本マイクロソフトは1月24日、母子健康手帳の電子版の標準化を目的として同日設立した「電子母子健康手帳標準化委員会」(委員長:原量宏・香川大学特任教授)に参画すると発表した。AtomベースのWindowsタブレットを活用した実証研究などに取り組む。

 母子手帳の電子化に向け、複数の企業や団体によるプロジェクトが進んでいるが、記録する内容やデータの記録法が統一されておらず、将来、多数の独自方式が乱立する懸念があるという。同委員会は、標準的な記載法を早期に制定する目的で発足した。

 インテルは、同委員会が亀田総合病院(千葉県鴨川市)で行う実証研究で、研究に参加する妊産婦が利用するタブレットとして、AtomベースのWindowsタブレットを提供。マイクロソフトは、同委員会による電子母子健康手帳の提供基盤としてクラウドサービス「Windows Azure」を提供する。

画像 Mamaのーと

 ミトラ(香川県高松市)が開発している母子手帳のWindowsストアアプリ「Mamaのーと」の開発を両社で支援。同アプリは、医療機関の電子カルテや予防接種管理システムなどとの連携を視野に入れている。

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