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「宿泊予約にも革命を」 「Yahoo!トラベル」システム利用料無料化 直販モデルで

» 2014年02月26日 16時11分 公開
[ITmedia]
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 ヤフーは2月26日、旅行サイト「Yahoo!トラベル」の国内宿泊予約サービスで、宿泊施設のシステム利用料を無料化するビジネスモデルを今夏をめどに採り入れると発表した。昨年10月に「Yahoo!ショッピング」で出店料無料化を発表しており、同じモデルを宿泊予約にも展開する。

 Yahoo!トラベルは従来、宿泊予約事業者から提供を受けた宿泊施設情報を掲載し、予約成立ごとに事業者などから手数料を徴収するアフィリエイト型サービスを展開していたが、新たに、ヤフーと宿泊施設の間で直接契約を結ぶ直販モデルをスタート。宿泊予約事業者を介したモデルと並行して展開する。

 直販モデルでは、初期費用やシステム利用料は無料。宿泊施設は、Tポイント付与分の原資負担(5%〜14%の範囲で宿泊施設が自由に設定)とポイント手数料(0.3%)、アフィリエイト手数料(アフィリエイト経由での成約時のみ発生)などを負担するだけで参加できる。Yahoo!トラベルの自社ページからの外部リンクも無料開放。自社サイトへの集客に活用できる。

 「インターネットは自由であるべき」という理念のもと、宿泊施設の費用負担を軽減し、「全国のあらゆる宿泊施設を簡単にすぐに予約できる世界」を目指すという。ユーザー向けには、宿泊予約時の「Tポイント」還元率を5%以上と高率に設定することで、「圧倒的な集客力を目指す」としている。

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