民事再生を申し立てたビットコイン取引所、Mt.Goxのマーク・カーペレスCEOの個人ブログページが3月9日(現地時間)に乗っ取られ、同取引所が実際に保有していたとされる残高情報や関連するデータベースファイルが公開された。本稿執筆現在、カーペレス氏のブログページはステータスコード404でアクセスできなくなっている。
自らもMt.Goxの被害者だという投稿者は、「MTGOXがビットコインコミュニティーの怒りを買うときが来た」と書いている。顧客が特定できる情報は除いてあるという。何人かのユーザーがTwitterやRedditなどで、自分の残高情報を確認できたとしている。
投稿者は、「われわれはビットコインは盗んでいない。盗めるビットコインはまったくなかった」とも書いている。
Mt.Goxは2月28日の会見で、消失したのは85万ビットコインと説明したが、この投稿によるとビットコインの残高は約95万になっており、10万ビットコイン(現在のCoinbaseのレートで約66億円)の差がある。
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