Google Earthなどに衛星写真を提供する米DigitalGlobeは、衛星写真を使った人道支援を行うクラウドソーシングサイト「Tomnod」で、マレーシア航空370便が3月8日に姿を消したとみられる海域周辺の衛星写真地図を公開し、手がかり探すようユーザーに呼びかけた。公開から約1日で11万5000人が協力し、地図は1400万回閲覧されたという。
マレーシア航空370便は、乗員12人と乗客227人を乗せてクアラルンプールの空港を出発し、北京に向かったが、8日未明、南シナ海上で消息を絶った。
DigitalGlobeは、マレーシア航空機が消息を絶った後の3月9日に撮影された南シナ海の衛星写真を公開。航空機の残骸や救命ボート、もれた油などを見つけた場合は、それぞれに対応するタグを付けて知らせてほしいとしている。
同社は昨年11月にフィリピン南部を襲った台風の際にもTomnodで衛星写真地図を公開し、被害地域へのタグ付け協力を呼びかけ。地図は10万以上閲覧され、破損した家1万8000棟など、6万件以上のタグが付けられた。米国で起きた小型機の消息不明事件や、オーストラリアで起きた山火事の際にも衛星写真を公開している。
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