カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する「武雄市図書館・歴史資料館」(佐賀県)が4月1日で1周年を迎え、同社が実績を発表した。年間の来館者はリニューアル前の約3.6倍になったという。
蔦屋書店とレンタルビデオ店、カフェが融合した図書館で、図書の貸し出しには「Tカード」が利用でき、ポイントも付く仕組み。昨年4月にリニューアルオープンし、図書館のあり方などをめぐって議論も起きた。
CCCが公開した実績によると、13年度の来館者数は92万3036人で、改装前(11年度)の25万5828人から3.6倍になった。貸し出し利用者数は16万7899人で同2倍、図書貸し出し数は54万5324冊で同60%増だった。
貸し出し利用者は、市内居住者が56.4%、市外居住者が32.0%、県外居住者が11.6%だった。この1年の新規利用登録者のうち、93.2%が従来の貸出券ではなくTカードを選択したという。
現在同社は、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市、山口県周南市など全国で計4件の図書館施設の企画に関わっている。
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