ITmedia NEWS > ベンチャー人 >

いつでもオフィスに母の味 “置き惣菜”サービス「オフィスおかん」

» 2014年04月24日 19時11分 公開
[山崎春奈ITmedia]

 多忙で食事を買いに行く時間がとれない、気付けば今日も夜遅くまで残業……。食生活が乱れがちな現代人の栄養面をサポートする“置き惣菜”サービス「オフィスおかん」が先月スタートし、じわじわと注目を集めている。

photo

 オフィスに設置された専用冷蔵庫から、無添加のお惣菜、ごはん、スープなどを100〜200円でいつでも購入できる。ハンバーグや鯖の味噌に、かぼちゃの煮付けなど、料理のラインナップは約30種類。福井県の惣菜店「大津屋」で1カ月以上保存できる特殊な方法で調理・真空パックされており、レンジで温めるだけで、できたてのおいしさをそのまま楽しめるという。

photo 冷蔵庫と専用ボックスにお惣菜が

 従来の社食よりも低予算で導入できる「プチ社食」をうたっており、商品の半額を企業が負担する形で成り立っている。基本料金は従業員1人につき月額200円で、商品1個ごとに220円を企業側が支払う。手狭なオフィスや、少人数のベンチャー企業でも初期費用ゼロで運用できるのがメリットとしている。

 昨年3月に始めた個人向け惣菜宅配サービス「おかん」をもとに、先月末に法人向けにスタートした。東京・渋谷区を中心に、11月までに100社の導入を目指す。セールスグループの大西俊さんは「食生活の乱れは多くの人に共通の問題意識。ニーズは大きいはず」と話している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.