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シャープ、3期ぶり最終黒字に

» 2014年05月12日 19時55分 公開
[ITmedia]

 シャープが5月12日発表した2014年3月期の連結決算は最終損益が115億円の黒字(前期は5453億円の赤字)と黒字転換を果たした。最終黒字は3期ぶり。

 売上高は18.1%増の2兆9271億円。液晶テレビは欧米で低迷したものの国内は堅調に推移し、売り上げは前年度を上回った。中小型液晶パネルに加え、大型液晶パネルも好調で、液晶の売上高は25.2%増の8147億円に拡大した。一方で携帯電話は海外メーカーとの競争激化で前年度を下回った。

 在庫低減や設備投資の抑制、経費削減なども進め、営業損益は1085億円の黒字(前期は1462億円の赤字)に転換した。

 今期は4K対応テレビや「ココロエンジン」搭載家電などのほか、中小型液晶パネルの中国スマートフォン市場向け展開などを進める。売上高は3兆円(2.5%増)、営業利益は1000億円(7.9%減)、最終損益は300億円(2.6倍)を見込む。

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