宇宙旅行に「行きたい」は57.3%、男性は「宇宙遊泳」、女性は「地球との交信」に興味? ――クラブツーリズムと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で行った「宇宙旅行市場調査」の結果を公表した。宇宙観光について消費者のニーズや市場規模を予測する調査は近年なかったという。
宇宙旅行に「行きたい」という肯定派は全体で57.3%と半数を超えた。男性(64.7%)の方が女性(50.1%)より積極的で、年代別では、30代の71.9%、20代の63.1%が高かった。年代が上がるごとに否定的な意見が目立ち、70代は「まったく行きたくない」が4割を超えている。
宇宙のどこへ旅行してみたいかという問いには「地球を眺められる高さへ行きたい」「地球の周りをまわってみたい」など、地球を見たい人が74.3%と大半を占める。男性は「地球を眺める」より「周りをまわる」を選択している人が約1.6倍となった。
宇宙でやりたいことは「宇宙からの風景を眺めたい」が圧倒的多数の92.1%。「写真や映像を撮りたい」は男女ほぼ同率だが、「宇宙遊泳したい」は男性が、「地球と交信したい」は女性が高くなった。
持って行きたいツールはカメラ(79.9%)ビデオ(73.3%)に集中。次いでお守り(15%)、音声録音機(10.7%)が並んだ。
対して、否定派の行きたくない理由は、「費用の高さ」(72.3%)、「無事に帰還できるかどうか」(54.3%)、「体力・体調面」(53.6%)、「事前の訓練が面倒」(51.8%)――などがあがっている。
調査は、クラブツーリズムの全国の登録顧客514人に昨年11〜12月に行った。
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