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1万の銀河が輝く 最も“カラフル”な深宇宙の写真、NASAが公開 

» 2014年06月04日 17時55分 公開
[ITmedia]

 ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「これまでの中で最もカラフルな深宇宙の写真」という「Hubble Ultra Deep Field 2014」を米航空宇宙局(NASA)が公開した。約1万の銀河が写っているといい、宇宙誕生から数億年後という初期のものも含む“銀河の進化の標本箱”だ。

photo 「Hubble Ultra Deep Field」の最新版となる「2014」 NASA/ESA

 南天の「ろ座」のごく狭い一角をとらえる「Hubble Ultra Deep Field」(HUDF)プロジェクトの写真に、さらに紫外光のデータを追加。近赤外光から可視光、紫外光までカバーする近似的なカラー写真として合成した。

photo 数多くの遠い銀河が確認できる

 紫外光は若くて高熱の巨星が発することが知られており、銀河の進化の過程を研究する上でも重要な情報。「紫外光の情報なしでは、小学生時代を抜きに家族の歴史を語るようなもの」と科学者は述べている。

photo 同じ領域をとらえた「eXtreme Deep Field」。今回の写真のほうが“カラフル”だ NASA; ESA; G. Illingworth, D. Magee, and P. Oesch, University of California, Santa Cruz; R. Bouwens, Leiden University; and the HUDF09 Team

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