米Microsoftは、6月の月例セキュリティ情報を米国時間の6月10日(日本時間11日)に公開する。深刻度で「緊急」2件、「重要」5件の更新プログラムをリリースし、WordやOffice、Internet Explorer(IE)の脆弱性修正を予定している。
同社が6月5日に公開した事前通知によると、緊急レベルの更新プログラムのうち1件では、5月に発覚したIEの脆弱性などに対処する。IEの脆弱性は特にクライアント版のIE 7〜11が深刻な影響を受ける。Microsoftによれば、現時点でこの脆弱性を突いた攻撃は確認されていないという。
もう1件はWindowsとOffice、サーバソフトのLyncを対象とする更新プログラムで、Windowsの全バージョンと、Office 2007/2010、Lync 2010/2013などが影響を受ける。
緊急レベルの2件は悪用された場合、リモートでコードを実行される恐れがある。
一方、重要レベルの5件では、Office、Windows、Lyncに存在するリモートコード実行や情報流出、サービス妨害(DoS)などの脆弱性に対処する。
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