ソフトバンクも月2700円で音声定額 「スマ放題」7月1日開始 ドコモに追随

[ITmedia]

　ソフトバンクモバイルは6月7日、音声通話を完全定額で利用できる「スマ放題」を7月1日にスタートすると発表した。料金は、スマートフォンで月額2700円（税別）、3G携帯で同2200円と、NTTドコモの「カケホーダイ」と同額に設定した。6月11日に予約受け付けを開始する。

　データ通信量を家族で分け合える「家族データシェア」や、25歳以下のユーザーの基本使用料を割り引く「U25ボーナス」など、ドコモの「パケあえる」や「U25応援割」と似たサービスも投入。ドコモの新料金プランに真っ向から対抗する。

月2700円でスマホ通話し放題　“家族割”も

　スマ放題は、他社を含む国内固定・携帯電話と通話し放題のプラン。料金は、スマートフォンなら月額2700円、3G携帯なら同2200円、タブレットなら同1700円（それぞれ2年契約時）。

　データ通信の新料金プラン「データ定額パック」も用意した。月間データ利用量2Gバイト（月額3500円）〜30Gバイト（同2万2500円）まで6パックあり、月額5Gバイト以上のパック利用者は、使い切れなかったデータ量を翌月に繰り越せる「データくりこし」を利用できる。

プラン名	国内データ通信量	月額料金
データ定額パック2	2Gバイトまで	3500円
データ定額パック5	5Gバイトまで	5000円
データ定額パック10	10Gバイトまで	9500円
データ定額パック15	15Gバイトまで	1万2500円
データ定額パック20	20Gバイトまで	1万6000円
データ定額パック30	30Gバイトまで	2万2500円
データ定額パック（シンプルスマホ）	200Mバイトまで	2000円
データ定額パック（3Gケータイ）	使い放題	3500円

　データ定額パックには“家族割”も。回線数に応じて、各パックの月額料金を2年間割り引く「家族おトク割」（月間5Gバイトのプランで300円割引など）、子回線1回線当たり月額500円支払えば、代表回線が契約しているパックのデータ量を家族で共有できる「家族データシェア」を用意している。

長期契約者にはTポイントで還元

　若年層向け割引サービスとして、スマ放題（スマートフォン、3G携帯）に加入した25歳以下のユーザーの月額基本使用料を500円割り引く「U25ボーナス」も投入する。

　長期契約者向けには、割引ではなく「Tポイント」の付与率アップで還元する。毎月の請求額1000円に付き付与するTポイントが、3〜10年目のユーザーは2倍の10ポイントに、11年目以降は5倍の25ポイントになる。