米Oracleは6月23日(現地時間)、ホテルや小売り業などサービス産業向けソリューションを手掛ける米MICROS Systemsを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は約53億ドルで、取引は2014年中に完了する見込み。
Oracleにとって、総額74億ドルの米Sun Microsystemsの買収以来の大規模な取引になる。
MICROSは1977年創業のメリーランド州に拠点を置く株式公開企業。ホテル向けの予約システムや小売店向けのPOSなど、ソフトウェアとハードウェアのシステムを世界で提供している。
Oracleのサフラ・カッツCFO(最高財務責任者)は発表文で、買収の効果はすぐに1株当たり純利益に反映されるだろうと語った。
同社が19日に発表した第4四半期(3〜5月)決算は売り上げは増加したものの、注目の新規ソフトウエア・ライセンス収入が横ばいで、4.2%の減益だった。
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