高額な美術品や骨董の競売で知られる米オークション大手のSotheby'sは7月14日(現地時間)、米eBayとの提携により、eBayサイトからのオークション入札を可能にすると発表した。ユーザーは、ニューヨーク本社で開催されるオークションの一部にリアルタイムで参加し、入札できるようになる。
Sotheby'sは1744年創業の、英Christie'sと並ぶオークションハウスの老舗だ。同社は自社でもオンラインオークションを開催しており、2013年のオンラインでの落札数は前年比36%増という。今年の4月には、ライブオークションのオンラインの参加者が大判の古書を350万ドルで落札し、オンラインからの高額入札記録を更新した。
Sotheby'sはeBayとの提携により、ライブオークションの参加機会を1億4500人のユーザーに提供したいとしている。Sotheby'sでは数億ドルレベルの美術品が競売にかけられることで知られるが、同社によると、出品される商品の半数以上の価格幅は5000〜10万ドルという。
今秋スタート予定のオンラインオークションでは、オークション会場の様子がストリーミングされ、モバイル端末からの落札も可能になる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR