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日本通信、半年で株価十数倍に 格安スマホ人気・SIMロック解除義務化で注目集めるIT株式ウォッチ

» 2014年07月24日 15時31分 公開
[ITmedia]

 日本通信(JASDAQスタンダード)の株価が今年に入り高騰している。7月7日には1268円の年初来高値を付け、1月の安値から約14倍になった計算だ。格安なSIM・スマホの人気や、総務省によるSIMロック解除義務化で収益拡大が期待されているようだ。

photo ヨドバシカメラの格安スマホとセットで販売

 日本通信は「b-mobile」ブランドでNTTドコモ回線を使ったMVNO(仮想移動体通信事業者)を展開。イオンが4月に発売した格安スマホに採用されたことから一般にも注目され、7月にはヨドバシカメラの格安スマホとのセット販売もスタートした。

 同社株価は1月14日に年初来安値の89円(調整後。3月27日に1株を100株に分割している)を付けたが、イオンの格安スマホ販売をきっかけに上昇気流に乗った。7月は1200〜1000円台で推移しており、半年で年初来安値から14〜11倍程度に高騰したことになる。総務省が携帯電話事業者に対しSIMロック解除を義務付ける方針を決めたことも人気化の背景にあるようだ。

 24日の同社株価は前日比24円高(+2.16%)の1135円。終値ベースの時価総額は1588億円。

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