スマートフォンの新モデルから、ユーザーは興味を失いつつある――カカクコムは9月18日、iPhone 6/6 Plusの発表を受け、「価格.com」のスマートフォンカテゴリのアクセス数がどう推移したかを分析した結果を発表した。
iPhone 6/6 Plusが発表された9月10日前後の1日当たりのページビュー(PV)は31〜34万。それ以前は21〜24万程度で、約1.5倍に急伸した。
ただ、iPhone 5s/5c発表時(13年9月)の週間PVは今回より80万近く多かった。iPhone 5発表時(12年10月)はさらに差が大きく、今回の倍以上あったという。ここ2年間で見ると、スマートフォンカテゴリは右肩下がりでアクセス数を減らしているという。
同社は「iPhoneだけでなく、スマートフォン新モデル全体に対する興味がユーザーから徐々に失われていっている」と指摘。「スマートフォン市場はすでに成熟を迎え、話題性としてはシュリンクしつつある市場で、人気iPhoneといえども、その状況を覆すことはすでになくなっている」と分析している。
最近は、Androidスマートフォンも人気を高めている。9月17日のスマートフォンカテゴリの人気モデルは、1位のドコモ版iPhone 6(128Gバイト)に次いで、2位はドコモのXperia Z2(SO-03F)、3位はauの「HTC J butterfly HTL23」だった。今年の秋冬商戦では、「Xperia Z3」がiPhone 6/6 Plusの手ごわいライバルになると同社はみている。
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