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“Lotus Notesの父”のレイ・オジー氏、音声ソーシャルアプリ「Talko」をリリース

» 2014年09月24日 14時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 ray レイ・オジー氏

 2010年に米Microsoftのチーフソフトウェアアーキテクト(CSA)を退いたレイ・オジー氏(58)が率いる新興企業Talkoは9月23日(現地時間)、音声ベースのソーシャルアプリ「Talko」のiOS版をリリースしたと発表した。Android版およびWeb版も近くリリースするとしている。

 まずは無料だが、将来的には高機能なサブスクリプションサービスも提供する計画という。

 Talkoは、25人までのチームでの利用を想定した音声によるコミュニケーションアプリ。オジー氏はブログで、「もしインターネット以前に電話が発明されていなかったら」新興企業が開発するであろうアプリだと説明する。音声であればテキストよりも感情や緊急度を表現できる、とも。

 Talkoの基本機能は、音声での通話と、音声メッセージの共有、通話しながらの画像の共有。相手の状況が分からずに邪魔をしてしまうという電話の欠点を、相手の状況が分かる表示で補い、過去の情報の検索しにくさをタグ機能で補う。

 talko 1 左から、画像共有、音声メッセージへのタグ付け、基本画面

 Talkoには、メールアドレス、端末の電話番号、Facebookアカウントのいずれかでサインアップする。既にTalkoを使っている友達とはすぐにコミュニケーションの開始が可能だ。友達を招待してチームを結成すると、チーム内でのメッセージの共有、チームメンバーの状況(リアルタイムの通話が可能かどうかなど)確認が可能になる。

 talko 2 サインアップすると、LINEなどと同様に連絡先などの取り込みを促される

 ユーザーは、メンバーのプロフィール画像をタップし、電話アイコンを選んでリアルタイムの通話をするか、マイクのアイコンを選んでメッセージを残すことが可能。通話中にカメラアイコンをタップすると、カメラに写っている画像をそのままメッセージと共に共有できる。

 個別の機能はSkypeやLINE、WhatsAppなどにもあるが、それらが統合されたところにこのアプリの特徴があるといえる。

 オジー氏は2012年、自身のFacebookで、iOSとAndroidベースのモバイル向けソーシャルサービスに関連する人材を求めていた同氏のLinkedInによると、Talkoを立ち上げたのは2012年1月となっている。

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