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バックミラーが情報端末に LTE対応ミラー型車載端末 パイオニアが開発 音声エージェントが案内

» 2014年09月30日 19時06分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは9月30日、車載機器として国内で初めてLTE通信モジュールを搭載した「ミラー型テレマティクス端末」を開発したと発表した。車のバックミラーに取り付けられる液晶ディスプレイ端末で、クラウド上のさまざまな情報をLTE回線を使ってリアルタイムに取得できる。今年度中の発売を予定している。価格や仕様は改めて発表する。

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 渋滞情報や天気、ニュースなどをLTE通信経由でリアルタイムに取得し、ディスプレイに表示できる。NTTドコモと共同開発中の「音声対話型のドライブエージェントサービス」を搭載。情報を音声で聞いたり、周辺検索やナビの操作などを音声で行える。Wi-Fiアクセスポイントを備え、PCやブレットやゲーム機などのWi-Fi端末を車内で利用可能だ。

 5インチの静電式タッチパネル付き液晶にさまざまな情報を表示できるほか、別売りのバックカメラを接続すればバックモニターとしても利用できる。ハーフミラータイプで、情報を表示しない時には全面をバックミラーとして使える。

 準天頂衛星「みちびき」にも対応したGNSS(全地球型測位システム)とセンサーを内蔵し、精度の高い自車位置や周辺情報を得られるという。内蔵センサーで危険運転を検知し、画像と音声で知らせる「安心運転支援サービス」や、衝撃検知時に前後の前方画像を録画するドライブレコーダー機能も搭載した。

 用途に合わせた専用アプリケーションをインストール可能。GNSSや内蔵センサー、通信機能を使った車両の動態管理やドライバーへのメッセージ送信など業務用途でも活用できる。

 NTTドコモと主回線契約しているユーザーがセット料金で契約できる「デバイスプラス300」(月額300円、税別、ISP料金別途)の対象機種。

 パイオニアはドコモと自動車向け情報サービスの開発で提携している。

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