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Twitter、米司法省を提訴──より高い透明性を求めて

» 2014年10月08日 09時01分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterは10月7日(現地時間)、米司法省(DOJ)をカリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴したと発表した。同社の透明性リポートを完全なものにするのが目的としている。

 透明性リポートとは、米Googleなどの企業がユーザー情報開示要請について定期的に報告するもの。政府からと著作権保有者からに分けて報告するのが一般的だ。政府からの公開要請については、米連邦政府は詳細な内訳の公開を禁じている。

 twit Twitterの透明性リポート

 今年1月にはGoogle、Facebook、Microsoft、Yahoo!、LinkedInとDOJの合意により、この5社は国家安全保障書簡(National Security Letter:NSL)と外国情報活動監視法(FISA)の秘密裁判所からの要請件数を公表できるようになったが、1000件単位の表示という制限付きだ。

 Twitterは1000件単位のような大まかな開示では、透明性の目的を台無しにするとして連邦政府と合意しなかった

 同社は4月、透明性リポートのドラフトをDOJと米連邦捜査局(FBI)に提出して説得を試みたがかなわず、提訴に踏み切ったという。

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