Amazonで注文した商品のローソン店頭受け取り方法も簡略化する。店頭受け取りを希望するユーザーには、Amazonから「受け取り専用バーコード」を送信。バーコードを店頭で提示し、POSレジで読み取るだけで受け取れる。
従来は、Amazonから受け取った認証番号をLoppiに入力し、発券した「申込券」をレジに提示し、サインして受け取る――という形だったが、新システムでLoppi操作やサインが不要に。商品受け渡しにかかる時間は、4分強から2分弱に短縮できるとみている。
ローソンは、ほかの企業がローソン店舗を拠点とした注文・受け取り・宅配サービス網を活用する「オープンプラットフォーム」の構築を進めており、今回の協業はその第1弾。今後、Amazon以外のメーカーなどとの協業も検討していく。
「リアル店舗以外の市場はどんどん大きくなり、ニーズも伸びる。今後の高齢化社会を見据えた時、店舗で“待っている”だけでなく、外に出て行くのが重要になる」と玉塚元一社長は話し、ローソングループのEC取扱高を、2013年度の1200億円から、17年度には5000億円に伸ばしたいと述べる。
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は「コンビニはAmazonにとって重要な拠点。ローソンと共同の取り組みで、今後もオンラインオフラインの垣根なくショッピング体験を豊かにすることを実現したい」などと話した。
Amazon商品のコンビニ受け取りは、セブン-イレブンやファミリーマートなどでも行われている。ローソン以外のコンビニチェーンでも店頭取り寄せに対応する可能性があるか問われたチャン社長は、「顧客のニーズがあれば何でもやるが、取り寄せサービスはローンチしたばかりでまずは成功させることに集中する」と話し、当面はローソンのみとの取り組みとなることを示唆した。
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