アールエスコンポーネンツはこのほど、名刺サイズのスーパーコンピュータボード「Parallella board」の国内販売を「RSオンライン」で始めた。32GFLOPSの演算用アクセラレータを搭載し、複数を連結して高速並列処理をさせることも可能だ。価格は1万3500円(税別)から。
スーパーコンピューティングを一般にも広げる狙いからKickstarterで資金調達に成功したプロジェクトで、米Adaptevaが開発・製造。ARMベースの制御用SoCと演算用アクセラレータ「Epiphany III 16 core」の2チップを名刺サイズ基板に搭載する。1GバイトDDR3メモリ、USB 2.0ポート、Ethernetポート、microSDカードスロットも備え、HDMI出力も可能だ。
データシートによると、Epiphany IIIは16のRISCコア(1GHz動作)を搭載し、ピーク性能は32GFLOPS、ローカルメモリ帯域は512Gバイト/秒。UbuntuなどのLinuxを通じて並列処理プログラミングを行うことができる。
サーバ版が1万3500円(税別)、デスクトップコンピュータ版が1万6600円(税別)、組み込み版が2万6700円(税別)。
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