米Twitterは11月12日(現地時間)、金融アナリスト向けイベントを開催し、同社のビジョンや鈍化するユーザー数増加のための幾つかの対策について説明した。
ダイレクトメッセージ(DM)で公開ツイートを引用できるようになる。引用したいツイートの共有アイコンをタップすると、共有先一覧として「ダイレクトメッセージ」が表示され、これをタップして「ツイートの共有先」でDM送信先を選ぶだけ。コメントを追加してツイートのリンクをDMできる。この機能は向こう数週間中にモバイルアプリとWebサイトで利用できるようになる。
来年上半期中に、公式モバイルアプリに動画の録画・編集・アップロード機能を追加する。同社には既に6秒動画を録画・編集・アップロードする単体アプリ「Vine」があるが、これとは別に、6秒以上の動画をTwitter内から投稿できるようになる。
ツイート数が膨大になってきたため、これまでのフォロー相手のツイートを単純に時系列に表示するタイムラインとは別に、ユーザーに関連性の高い(とTwitterが判断した)ツイートを優先的に表示する方法を模索しているという。
たとえば、しばらくTwitterから離れた後でアプリを起動した際に、ユーザー履歴に基いて最適化した不在中のツイートの“スナップショット”を表示するテストを行っている。
具体的な提供時期や方法は明らかにされていない。
なお、単純な時系列なタイムラインは今後も提供を続けるとしている。
新規にサインアップするユーザー向けに、誰もフォローしなくてもとりあえずTwitterを楽しめるような“インスタントタイムライン”も準備しているという。
同社の7〜9月期の業績発表によると、同四半期のMAUは2億8400万人で、前期からの増加率はわずか5%と鈍化している。ディック・コストロCEOは「コアを強化し、利用の障壁を取り除き、新しいアプリとサービスを構築することで、Twitterは世界最大のオーディエンスを獲得できると確信している」と語った。
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