米Microsoftは11月18日(現地時間)、定額制クラウドサービス「Office 365」の新機能「Office 365 Video」を発表した。企業内で動画を共有するセキュアな“動画チャンネル”として使える。
同社のクラウド版グループウェア/ポータルサービス「SharePoint Online」と連係し、ユーザーによる動画のアップロード/共有を可能にする。
配信基盤として「Azure Media Services」を採用しており、ユーザーが企業のSharePointにアップロードした動画は自動的に複数の解像度で保存され、再生端末の性能に合わせて自動的に最適な解像度の動画を再生する。
動画は社内の他の認証済みのメンバーが視聴でき、「Yammer」を通じてコメントを付けることができる。コメントが付くと、動画投稿者にはモバイルOfficeアプリでプッシュ通知が届く。
社長からの動画メッセージや社員向けのハウツー動画などに利用できそうだ。
Microsoftは、Office 365を「NextGen Portals」(次世代ポータル)にしようとしており、Office 365 Videoはそのための第一弾という。同社はNextGen Portalを、iOSやAndroidを含むさまざまな端末からアクセスでき、高度なソーシャル機能を備え、ユーザーに最適化された情報を的確に提供できる使いやすいポータルと説明する。今後さらに関連サービスを追加していくという。
Office 365 Videoは「先行リリース」ユーザーは向こう数日中に利用できるようになり、2015年初頭には全ユーザー向けに提供が行き渡る見込み。
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