「○○さんからWiper Messengerへの招待がありました」――Facebookにこんな通知が多数届いたと報告するユーザーが12月17日ごろから相次いでおり、「スパムでは?」といぶかる声も上がっている。
これは「Wiper Messenger」というメッセンジャーアプリへの招待メッセージだ。最近のアップデートでFacebook連携機能が追加されており、ユーザーが気づかないうちにFacebookの友人全員に招待を送ってしまっているケースがあるようだ。
Wiper Messengerは、メッセージ交換や無料通話が可能な「LINE」のようなアプリ。プライバシーを守りたいユーザー向けに、会話の履歴をすべて削除(Wipe)できる機能を備えている。
最近のアップデートでFacebook連携機能が追加され、Facebookのアカウントによる登録や、Facebookの友人へのメッセージ送信が可能になった。インストール時にFacebookアカウントと連携させると、「Facebookの友達にプライベート招待状を送信してください」と表示され、「OK」をタップするとFacebookの友人全員に招待が届く仕組みだ。
ただ、「Facebookの友達にプライベート招待状を送信してください」というメッセージからは「Faceboookの友人全員に招待を送る」とは分かりづらく、「OK」をタップすることで結果的に友人全員に招待を送ってしまっているユーザーがいるようだ。
また、同アプリをFacebook連携した場合、相手がWiper Messengerをインストールしていなくても連絡先一覧に表示され、メッセージが送れる。メッセージが送られた相手のFacebookには再度、Wiper Messengerの招待が届く仕組みになっており、相手にメッセージを送るつもりで何度もアプリの招待を送ってしまっているユーザーもいるかもしれない。
特定の友人からの複数回アプリへの招待が送られて迷惑している場合は、Facebookの「設定」の「ブロック」にある「アプリへの招待をブロック」から友人名を選べば、その友人からの招待をブロックできる。
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