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Apple中心の特許コンソーシアムRockstar、Android関連特許4000件をRPXに売却Android関連訴訟も終結へ

» 2014年12月24日 09時04分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleや米Microsoftなどによる企業連合Rockstar Consortiumが、2011年に約45億ドルで落札したカナダNortel Networksの特許ポートフォリオの一部を特許リスクソリューション企業の米RPX Corporationに売却することで合意した。RPX Corporationが12月23日(現地時間)に発表した。

 RPXが購入するのは約4000件の特許で、取引完了後、RPXはこれらの特許をFRAND特許(必須の標準特許)として米Googleや米Cisco Systemsをはじめとする30社以上の企業にライセンスする。残りの2000件の特許は既にRockstarのメンバー企業のものになっているという。

 Rockstarは、Apple、Cisco、米Microsoft、カナダBlackBerry(当時はResearch In Motion)、スウェーデンEricsson、ソニーらがNortelの特許ポートフォリオ落札を目的に結成した企業連合。Nortelの特許ポートフォリオの競売では、米GoogleもAndroid関連訴訟抑止の目的で入札していたが、Rockstarに敗れた。

 Microsoftは発表文で「本日の発表は、われわれの特許システムがイノベーション促進に有効であることを示す良いニュースだ」と語った。

 RPXのジョン・アムスターCEOは「われわれのアプローチは、特許ライセンスのプロセスを長期にわたる訴訟から透明性の高い、スケーラブルで理性的なものに変えることができる」と語った。

 Rockstarは2011年の特許ポートフォリオ買収後、Googleと、Asus、HTC、Huawei、LG Electronics、Samsung ElectronicsなどのAndroid搭載端末メーカーを特許侵害で提訴していた。

 The Wall Street Journalによると、Rockstarは11月にGoogleとの特許訴訟で和解している。同紙によるとRockstarは他の一連の訴訟も終わらせるという。

 AppleとSamsungの訴訟も、米国以外のものについては8月に取り下げることで合意している。

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