米Microsoftが次期OS「Windows 10」に搭載するとうわさの新Webブラウザ(米ZDNetによると、コードネームは「Spartan」)には、競合のWebブラウザにはない幾つかの機能があると、米The Vergeがこの件に詳しい情報筋の話として報じた。
Spartanについて昨年12月30日に最初に報じたメアリー・ジョー・フォーリー氏によると、このブラウザは「Internet Explorer(IE) 12」とは呼ばれず、IEよりもChromeやFirefoxに近いものになるという。Windows 10にはIEと新ブラウザの両方が搭載されると同氏は予測している。
The Vergeによると、新ブラウザはWindows Storeのアプリとして提供されるという。同メディアは主な機能として3つを挙げている。
まず、表示したWebページにスタイラスで手描きの注釈を追加し、注釈付きのWebページをOneDriveで保存し、共有できるようになるという。OneDriveに保存できるということは、共有するユーザーはSpartan以外のWebブラウザでも注釈付きのWebページを閲覧できるということになる。
2つ目の機能は、昨年4月にWindows Phone向けのパーソナルアシスタント機能として発表し、Windows Phone 8.1に搭載された「Cortana」の統合。検索エンジン「Bing」をベースに、Google Nowと同様にユーザーの連絡先やカレンダー、検索履歴などに基いてパーソナライズした情報を提供するというものだ。The Vergeによると、Bingの代わりに検索エンジンとしてCortanaが採用され、航空便やホテルの予約、配送追跡などが可能になるという。
3つ目は、タブのグループ化など、柔軟なタブシステム。個人的に使うタブのグループと仕事用タブを簡単に分離するといったことができるという。
Spartanについては、Microsoftが1月21日に開催するイベントで何らかの発表があるとみられる。このイベントはWebCastされる見込みだが、開始時間はまだ発表されていない。
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