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ニコン、「位相フレネルレンズ」採用の300ミリF4レンズ発売 重さ4割減、長さ75ミリ短縮

» 2015年01月14日 14時05分 公開
[ITmedia]

 ニコンは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフ対応レンズ「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」を1月29日に発売する。ニッコールレンズとしては初めて「位相フレネルレンズ」(PFレンズ)を採用、従来製品と比べ約42%軽量化した。24万7500円(税別)。

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 開放F値が4の300ミリ単焦点レンズ。重さは約755グラムと、従来の「AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」から約545グラム減となっている上、長さは約75ミリ減の147.5ミリに短縮、最大直径も1ミリ小さい約89ミリになっている。

 PFレンズは同社が開発した、光の回折を利用して色収差を補正するレンズ。PF素子とガラスレンズを組み合わせることで強力な色消し効果を発揮するため、レンズの薄肉化や比重の小さい硝材の採用が可能になり、軽量化につながったという。

 4.5段相当の手ブレ補正効果があるというVR機構を搭載。軽量化と合わせ、軽快な手持ち撮影が可能としている。

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