米Microsoftは1月27日(現地時間)、クラウドストレージサービスOneDriveをアップデートし、写真関連機能を強化すると発表した。
主な新機能は以下の通り。アルバム作成機能は、Web版とiOSアプリで既に利用可能だ。他は向こう数カ月中に段階的に追加していく。
DropboxやGoogleドライブ同様、OneDriveにもスマートフォンで撮影した写真を自動的にOneDriveにアップロードする機能は既にあるが、これに加え、PC(Windows 7および8)に接続したデジタルカメラやUSBスティック、HDDなどに保存されている写真も自動的にアップロードする設定を選べるようになる。
こうして自動アップロードされた写真ファイルは「Camera imports」フォルダに保存される。
Windows 7および8搭載のPCで画面キャプチャ(スクリーンショット)を撮影すると、OneDriveに自動アップロードされる。従来通りクリップボードにもコピーが残る。スクリーンショットは「Screenshots」フォルダに保存される。
なお、1月14日に発表したOneDriveとOutlookの統合により、受信メールに添付されたファイルは1クリックでOneDriveの「Email attachments」フォルダに保存されるようになる(ローリングアウト中の機能)。
OneDrive上のさまざまなフォルダに散在している写真を、「アルバム」にまとめることができる。写真をフォルダ移動させることなく追加でき、アルバムにはタイトルやコメントを追加できる。作成したアルバムのサムネイルは含まれる写真がスライドショーのように表示される。
作成したアルバムは、表示する端末のディスプレイサイズに合わせて表示が最適化される。
OneDrive内の検索にMicrosoftの検索エンジンBingが採用される。写真にはMicrosoft Researchが開発したディープラーニング技術で自動的にタグが付けられ、例えば「犬」や「自転車」といったキーワードで検索すると、犬や自転車が写っている写真が検索結果に表示される。ユーザーは自分でタグを手入力することもできる。また、日時や撮影場所での検索も可能になる。
週末に撮影してOneDriveに自動アップロードした写真の中から、OneDriveが自動的に数枚をピックアップし、ユーザーに月曜に、アルバムとして送信する機能。
例えば週末のパーティーでカメラマンを務めたとしたら、このメールをパーティー出席者に転送する、といった使い道がある。
将来的に、こうしたメールと連係するサービスを増やしていくとしている。
カメラバックアップを有効にすると、無料ストレージが現在の15Gバイトから30Gバイトに増える(本稿執筆段階で筆者のOneDriveではまだ増加できない)。
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