米Facebookは1月29日(現地時間)、端末の位置情報に基いてユーザーがいる場所の関連情報をニュースフィードに表示する新機能「Place Tips」をテスト中であると発表した。まずは米国の一部の地域のiPhoneユーザーが同機能を利用できるようになる。
この機能は、例えばニューヨークのセントラルパークに近づくと、ニュースフィードのトップにPlace Tipsのアイコン付きで「あなたの友達が投稿したセントラルパークの写真や情報をみる」という告知が表示される。これをタップすると、セントラルパークの情報をまとめたカードが表示される。
カードには、基本情報、友達が投稿した関連写真やテキストの他、いる場所がFacebookページを持っているレストランやショップの場合、その店のメニューやバーゲン情報、レビューなども表示される。
さらに、端末のBluetoothを利用してより正確な位置情報を収集する「Facebook BlueTooth beacons」機能(悪評の高かったFacebook Beaconとは無関係)もテストしている。ニューヨーク近代美術館(MoMA)や幾つかのレストラン・ショップがこのテストに参加している。
つまり、FoursquareアプリやYelpの競合になる機能だ。
Place Tipsはデフォルトでオンになっているが、無効にできる。特定のスポットからのアラートを選択して無効にすることも可能。また、そもそもiPhone側の設定でFacebookアプリに対して位置情報の利用を許可していない場合は適用されない。
また、Place Tipsをタップしたことが友達のニュースフィードに表示されることもない。
同社はこのサービスとは別に、位置情報を有効にしているユーザーが広告主の店舗に近づくとニュースフィードに広告を表示するサービス「Local Awareness」を米国で提供している。
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