シャープは2月3日、2015年3月期の連結最終損益が300億円の赤字(前期は115億円の黒字)に転落する見通しだと発表した。従来予想は300億円の黒字だった。
「急激な為替変動や中小型液晶の価格下落など、想定を上回る経営環境の変化への対応遅れから収益の悪化が見込まれる」としている。
売上高見通しは2兆9000億円に据え置く一方、本業のもうけを示す営業利益見通しは従来から半減の500億円(前期は1085億円)。液晶テレビ、液晶パネルなどで想定を下回った。経常損益見通しも従来の500円から損益とんとんに下方修正する。
同日発表した2014年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比3.1%減の2兆904億円、営業利益が37.1%減の512億円、最終損益は71億円の赤字(前期は177億円の黒字)だった。
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