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Apple、ダウ平均構成銘柄に AT&Tと入れ替えで

» 2015年03月09日 06時56分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米S&P Dow Jones Indices(以下Dow Jones)は3月6日(現地時間)、米Appleをダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average;DJIA)に採用すると発表した。30種から落ちるのは米通信大手のAT&T。入れ替えは18日の取引終了後に実施する。

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 DJIA(日本では「ダウ平均」「NYダウ」「ダウ工業株30種」などと呼ばれている)は、Dow Jonesが米国を代表する優良30銘柄を選出し、指数化したもの。1896年から実施されており、証券市場の動きを表すバロメーターとして広く浸透している。台頭する業種の変化などにより、銘柄が変更されることがある。

 Appleの株価は、突出した高値が平均への組み入れの障害になっていたが、昨年6月の7:1の株式分割でその障害が取り除かれた。

 Dow Jonesは発表文で「世界最大企業であり、テクノロジー業界のリーダーであるAppleは、DJIAにとって明確な選択だ」としている。

 AT&Tを除外する理由としては、現在通信銘柄として米VerizonとAT&Tの2社が入っており、いずれかの除外を検討した結果、株価が低いAT&Tに決定したと説明している。

 DJIAに入っているIT銘柄としては、IBM、Microsoft、Intel、Cisco Systemsがあり、Appleが加わると30銘柄中5銘柄がIT銘柄になる。

変更履歴:当初、現行IT銘柄としてHewlett-Packard(HP)を入れていましたが、HPは2013年9月の銘柄入れ替えで除外済みでした。お詫びして訂正いたします。[2015/3/9 9:30]



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