バンダイナムコゲームスは3月31日、「パックマン」「ゼビウス」「マッピー」など同社の17キャラクターを国内のクリエイターに開放する「カタログIPオープン化プロジェクト」を4月下旬に開始すると発表した。通常の版権許諾と異なり、キャラクターの監修などは行わず、簡易的な企画審査だけでスマートフォンゲームなどのコンテンツに利用できるようにする。
対象は「パックマン」「ギャラクシアン」「ゼビウス」「マッピー」「ギャラガ」「ディグダグ」「ドルアーガの塔」「バトルシティ」「スターラスター」「バベルの塔」「ワルキューレの冒険」「スカイキッド」「ドラゴンバスター」「妖怪道中記」「源平討魔伝」「ワンダーモモ」「ワギャンランド」――の17タイトル。
多くのクリエイターの幅広い発想で、スマートフォンアプリやブラウザゲーム、新デバイスへの事業展開などに広く活用してほしいという。コンテンツ提供可能なプラットフォームや企画申請方法、ビジネスモデルなどの詳細は改めて案内する。「自社のIPを多くのクリエイターの皆さんのアイデアによりUGC展開することで、ネットワークエンターテインメントのさらなる事業領域の拡大を目指す」としている。
老舗ゲームメーカーが自社IPの2次利用をユーザーに認めた例としては、任天堂が昨年、自社コンテンツの「ニコニコ動画」への2次創作・プレイ動画の投稿を許諾したケースがある。
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