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次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」発売 NFC搭載、スマホ連動

» 2015年04月15日 16時56分 公開
[山崎春奈ITmedia]

 タカラトミーは4月15日、次世代ベーゴマおもちゃの新モデル「ベイブレードバースト」を発表した。NFCチップを搭載し、スマートフォンと連動してデータを蓄積できる。7月下旬から順次発売する。

photo ベイブレードバースト ヴァルキリー・ウイング・アクセル

 「ベイブレード」は、ベーゴマを現代風にアレンジした男児向けのおもちゃ。パーツを交換することで10万通り以上の組み合わせでオリジナルコマを作れる。海外でも人気が高く、1999年発売の第1世代は全世界1億9000万個、2008年発売の第2世代は1億6000万個を売り上げている。

 第3世代となる「ベイブレードバースト」は、新たなギミックとして、相手のコマにアタックしてパーツを弾き飛ばす「破壊」(バースト)を搭載する。フィールドから押し出すか、より長く回転を続けるかの2択だった勝利ルールに新たに加えることで、コマ同士の相性やパーツの組み合わせ方など工夫できる部分が増え、戦略性や逆転の可能性を高めるという。

photo 異なるタイプを順次発売。パーツは相互に利用できる

 アナログとデジタルの融合をテーマに、スマートフォンと連携する記録端末「ベイロガー」を新たに開発。日々の練習の回転数やスピード、パーツのカスタマイズ履歴、大会への参加記録などが本体搭載の極小NFCチップ(村田製作所製)にデータとして蓄積され、スマートフォンやWebサイトで見られる。データの読み書き機能を応用し、店頭筐体との連動などを考えているという。

photo 「ベイロガー」はコマを発射するシューターに取り付ける
photo イヤホンジャックでスマートフォンに接続

 H.G.メイ副社長は「本能を刺激し、人とコミュニケーションでき、アナログの楽しさがありながらデジタルと融合し、世界を狙える――長年追い求めてきた“理想のおもちゃ”に極限まで近づいた」と自信を見せる。今後、ベイブレードが登場する漫画やアニメ、大会開催などで子どもたちに魅力をアピールしていく考えだ。

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