ITmedia NEWS > STUDIO >

Microsoftの「Office Sway」に“フォーカスポイント”などの新機能

» 2015年04月20日 11時46分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは4月17日(現地時間)、マルチプラットフォームのWebコンテンツ作成ツール「Office Sway(以下Sway)」に幾つかの新機能を追加したと発表した。

 Swayは、同社が昨年10月にプレビューで公開したWebコンテンツ作成のためのWebアプリ。スマートフォンで撮影した写真やWeb上の記事、Twitterのツイートなど、さまざまなコンテンツをインタラクティブなツールで配置していくことでWYSIWYGな“Web第一の”コンテンツ(Microsoftはそうしたコンテンツ自体もSwayと呼ぶ)を制作できる。現在PC、Mac、Windows Phone、iPhone版があり、Android版も準備中だ。

 今回追加された新機能は以下の通り。

画像の“フォーカスポイント”

 Sway上の画像で重要な部分を「Focus Point」に設定すると、どんなサイズ・向きの画面でSwayを表示しても、画像のその部分は表示されるようになる。ユーザーが自分で重要な部分を中心に画像をクロッピングした場合は、狭いディスプレイで表示した場合などに適切に表示できない可能性があるが、Focus Pointに設定しておけば自動的に表示を調整してくれる。

 sway 1 Focus Pointの設定。幅の狭い縦置き画面でも設定した部分は常に表示される

インタラクティブなグラフの作成

 これまでもExcelのグラフを貼り付けることはできたが、Sway内でグラフを作成できるようになり、しかもユーザーが項目をクリック(タップ)することでフィルタリングするといったインタラクティブな機能を設定できる。Microsoftのサンプルでは、地域別売り上げと利益のグラフで、売り上げだけ/利益だけの表示ができる。

 sway 2 「Sales」をクリックして非表示にて「Profits」だけのグラフにすることもできる

テキストのイタリック表示

 これまではテキストの強調表示としてボールド(太字)とフォントの色の変更が可能だったが、これに加えてイタリック(斜体)の設定が可能になった。テキストの変更したい部分を選ぶと新たに「Accent」という項目が表示されるので、これを選ぶ。

 sway 3 Accentの設定

OneDrive上のファイルのドラッグ&ドロップでの貼り付け

 OneDriveに保存してあるWord、Excel、PowerPoint、PDFを、ドラッグ&ドロップするだけでそのままSwayに貼り付けられるようになった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.