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「FC2」実質的運営か 会社代表を逮捕 「FC2動画」性行為ライブ配信事件で

» 2015年04月23日 10時40分 公開
[ITmedia]

 「FC2動画」で性行為のライブ配信に関わったとして、京都府警などの合同捜査本部は4月23日午前、公然わいせつの疑いで、大阪市北区のネット企業「ホームページシステム」代表の男(39)と、同社の元代表でFC2創業者の実弟の男(38)を逮捕した。

photo ホームページシステムのWebサイト

 報道によると、男らは昨年6月、公然わいせつ罪で有罪判決を受けた男と共謀し、「FC2動画」上で性行為をライブ配信した疑いがもたれているという。男らは容疑を否認しているという。

 FC2動画をめぐっては、昨年9月に京都府警などがホームページシステムを家宅捜索。合同捜査本部は押収した資料などから、同社がサービスを開発し、わいせつ動画からの広告収入を得るなど実質的な運営者になっていると判断したもようだ。

 「FC2」は米国ラスベガスの法人が運営しているとされてきたが、ホームページシステムはFC2のサービスのほとんどを開発していることを明らかにしていた。FC2については「07〜08年ごろからブログを筆頭に日本での成長が著しくなったため、日本のマーケットに集中すべく、開発を日本の企業に委託するようになった」などと説明していた。

 Webサイトによると、ホームページシステムは2002年1月設立で、資本金は1億円、従業員数は昨年6月時点で130人。

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