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スク・エニHDの前期、スマホゲーム好調で上ぶれ

» 2015年05月12日 19時33分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックス・ホールディングスが5月12日発表した2015年3月期の連結決算は、売上高が前期比8.3%増の1678億円、営業利益が55.8%増の164億円と増収増益だった。スマートフォンゲームなどの好調もあり、昨年11月に発表した見通しから上ぶれして着地した。

 ゲームを中心としたデジタルエンタテインメント事業の売上高は18.4%増の1119億円・営業利益は61.3%増の172億円。家庭用ゲーム機向けは大型新作タイトルが前期から減ったものの、前期に発売したタイトルでダウンロードなどによるリピート販売が好調。スマートフォン向け「スクールガールストライカーズ」「ファイナルファンタジー レコードキーパー」「乖離性ミリオンアーサー」や、オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」「ドラゴンクエストX」も好調に推移した。

 出版事業もメディアミックス効果でコミックス売り上げが伸び、売上高は12.9%増の115億円・営業利益は41.3%増の32億円に伸びた。一方、アミューズメント事業は減収減益だった。

 16年3月期の業績予想は、売上高が2000億〜2200億円(19.1〜31.0%増)、営業利益が170億〜250億円(3.2〜51.7%増)、最終利益が110億〜180億円(13.1〜85.1%増)。

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