NHK放送文化研究所が5年ごとに実施している「日本人とテレビ2015」調査で、1日当たりのテレビの視聴時間(ビデオやDVD再生除く)がゼロか30分〜2時間の人が5年前と比べそれぞれ増加し、30分〜2時間の短時間視聴は4割を占めた。テレビを「必要」と考える人は9割と大多数を占めるものの、「必要ない」と答える人の割合も増えた。
テレビ視聴時間は調査開始の1985年から2010年まで長時間化が続いていたが、この5年で「ほとんど、まったく見ない」人と「短時間」(30分〜2時間)視聴の人が増加。「長時間」(4時間以上)の人が減少し、全体の視聴時間が初めて短くなる傾向に転じた。
年代別にみると、「ほとんど、まったく見ない」人が20〜50代で増加。40代以下では「短時間」の人が半数前後を占めるが、70歳以上は「長時間」が多数派と、年代によって差が大きかった。
「テレビを見るのが大好きだ」「話題になっている番組は見たい」といったテレビへの肯定的な意識も減少。「好きな番組でも毎回決まった時間に見るのは面倒」は増加し、特に30〜50代で増えた。
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