米Google傘下のYouTubeは7月27日(現地時間)、向こう数週間中にYouTubeでの投稿・コメント・チャンネル作成でGoogle+のプロフィールが必要なくなると発表した。
ただし、今の段階でYouTubeチャンネルからGoogle+プロフィールを削除するとYouTubeチャンネルを削除することになるので、告知があるまで待つ必要があるとしている。
Googleは2013年9月、YouTubeに投稿されるコメントの品質向上を目的として、コメント投稿にGoogle+のプロフィールあるいはページのアカウントとの統合を必須にした。これについてはさまざまな批判があり、2014年7月にはGoogle+の実名ポリシーを解除することで緩和はしたが、現在もGoogle+あるいはGoogleアカウントとの接続は必須になっている。
また、現在はYouTubeに投稿したコメントはGoogle+にも表示されているが、“間もなく”Google+には表示されなくなる(Google+への投稿がYouTubeに表示されることもなくなる)。日本語ヘルプページにも告知が表示されている。
YouTubeとGoogle+接続の主な目的であったコメントスパムや品質の低いコメントの対策としては、2014年1月に公開したチャンネルオーナー向けのコメント管理ツールが好評なため、このツールの提供を継続するとしている。また、ジャンクコメントを減らすためのランキングシステムを強化した結果、YouTube全体でコメントへの低い評価(親指を下に向けたアイコンのクリック)が35%減ったという。
なお、YouTubeとGoogle+の接続は今後も継続することも可能だ。詳細はヘルプページの関連事項を参照されたい。
Google+プロフィールは現在、YouTubeだけでなく、さまざまなGoogleサービスで必須になっているが、段階的に不要にしていく計画という(別記事)。
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