大手メーカー出身者が立ち上げた“1人家電・家具ブランド”「UPQ」(アップ・キュー)が第1弾製品群を8月6日に発売した。4KディスプレイやAndroidスマートフォンからバッテリー内蔵スーツケースといったユニークな商品まで幅広くそろえる。「スペック以外でも語れる家電ブランド」を作りたい――と、流行色の青と緑の中間色をコンセプトカラーに取り入れるなど、経験と1人ブランドの身軽さを生かした商品群を展開していく。
第1弾は、青と緑の中間色「blue×green」(ブルー・バイ・グリーン)をコンセプトカラーに、全7カテゴリー17種類、24製品をそろえる。UPQのWebサイトで販売を始めた(一部商品は予約段階)。
目玉商品の1つ、4K対応50インチディスプレイ「Q-display 4K50」はTVチューナー非搭載とすることで7万5000円(税別)と価格を抑える。大手メーカーには発売しにくい製品だが、PCやゲーム機とつなげるなど、テレビ以外で活用するニーズを見込む。
そのほか、LTE対応Androidスマートフォン「UPQ Phone A01」(1万4500円)、防水ケースやバイク・サイクル用アダプターを同梱するアクションスポーツカメラ「Q-camera ACX1」(1万5500円)、スマートフォンアプリで明るさや色味を調整できるBluetooth搭載スマート電球「Q-home BB01」(4800円)――など幅広く展開する。
自信作は1万2000mAhのモバイルバッテリーを内蔵した機内持ち込み可能サイズのスーツケース「UPQ Bag TR01/BB」(2万9000円)。旅行中や移動中は充電できない時間が長くスマートフォンなどのバッテリーが不安――という悩みを解消する。自身の経験から生まれたアイデアから設計、製品開発までをゼロから企画したUPQのオリジナル商品だ。
UPQ代表の中澤優子さんはカシオ計算機出身。携帯電話やスマートフォンの商品企画に携わる中で、機能にこだわっても価格帯が合わないことで手に取ってもらう機会が少なくなってしまうことにもどかしさを感じていたという。
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