米Googleは8月17日(現地時間)、自宅の屋根に太陽光発電システムを取り付けたらどのくらい光熱費を節約できるかを判定するツールを提供する「Project Sunroof」を発表した。
まずは、本社キャンパスのあるサンフランシスコのベイエリア、フレズノ、ボストンでツールの提供を開始した。今後提供範囲を拡大していく計画だ。
プロジェクトページの入力枠に提供地域内の住所を入力すると、Google Earthのような航空写真のマップ上の住所の位置にピンマークが付き、画面左にその場所の年間の日射時間、ソーラーパネル設置可能面積、設置によって節約できるコストの見積額が表示される。
ここで表示される情報は、Google Maps/Earthで収集している衛星/航空写真や気象データに基いているという。隣接した家でも、屋根の面積が小さかったり、木が茂っていると年間日射時間が少なく表示される。
このツールではさらに、現在の毎月の電気料金の平均を入力でき、それによって節約コストの表示が変わる。また、入力した住所の地域のソーラーシステム設置業者の一覧もある。
このプロジェクトは、エンジニアのカール・エルキン氏が同社の20%ルール(勤務時間の20%は好きなことに取り組んでよい)で立ち上げたもの。自身の家は既に太陽光パネルを設置して年間数百ドル節約できているが、多くの人がパネルの設置を躊躇しているのを見て発案したという。
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