米Googleは9月3日(現地時間)、iOSおよびAndroid向けの単体アプリ「ストリートビュー」をリリースしたと発表した。端末で360度パノラマ写真を撮影してGoogleマップに投稿したり、マップと連係するGoogleや一般ユーザーが投稿した360度画像を閲覧できる。
Googleマップ内のストリートビュー(360度の写真で道順を確認できる機能)が独立したアプリというよりも、地図と連係する360度写真(Googleは「Photo Sphere」と呼ぶ)を投稿・閲覧するための娯楽性の高いアプリだ。
iOS版は「Photo Sphere Camera」アプリからの名称変更という形でのリリースだ(Google検索での「Photo Sphere Camera」の検索結果が「ストリートビュー」にリダイレクトされる)。Android版は、これまでインストールされてもアプリリストに表示されなかった「Googleマップのストリートビュー」からのアップデートで、単体アプリとして表示されるようになる。
このアプリをインストールできる端末であれば、端末のカメラで360度写真を撮影・投稿できる。また、「RICOH THETA」のような360度撮影カメラからも撮影・投稿できる。
アプリの「ギャラリー」では、一般ユーザーが投稿した画像や、Googleが撮影した画像を閲覧できる。Googleは今年の5月、360度の動画が撮影できるシステム「JUMP」を発表している。
地名を検索すれば地図上にペグマン(黄色い人のアイコン)が表示され、本来のストリートビュー機能も利用できる。
Appleが独自のストリートビューを準備している中、一般ユーザーからの投稿画像というクラウドソースでGoogleマップを充実させる狙いもあるのかもしれない。
Google、VRコンテンツ作成システム「JUMP」 GoProが360度カメラを開発中
Googleマップに自分の移動履歴を表示する「タイムライン」機能
Apple、マップのためのApple版ストリートビューカーの存在を公表
「Googleマップ」新版公開 ルート検索分かりやすく 精緻な3D表示対応 「ペグマン」も帰ってきた
リコー「THETA」、360度写真をGoogleマップで公開可能に オリジナルストリートビュー作成もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR