米Universal Pictures製作の映画「Steve Jobs」が米国での10月9日の封切りに先駆けて、テルライド映画祭で9月7日(現地時間)に公開された。米Varietyや米Holliwood Reporterなどが好意的なレビューを掲載している。
映画祭に参加したAppleの共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏は米DEADLINEに対し、「ラフカットを見せてもらったとき、本物のスティーブ・ジョブズや関係者(セス・ローゲン演じるウォズニアック氏自身)を見ているような気がしたよ、役者が演じているんじゃなくて。(監督の)ダニエル・ボイルと(脚本の)アーロン・ソーキンがちゃんと映画化してくれたことを大絶賛する」と語った。
ウォズニアック氏は、2013年に公開されたアシュトン・カッチャー主演の伝記映画「Jobs」については「事実と異なる」と苦言を呈している。
この映画は、ウォルター・アイザクソン著「スティーブ・ジョブズ」を原作としているが、「ソーシャル・ネットワーク」の脚本も手掛けたアーロン・ソーキンが、1984年の「Macintosh」の発表、1988年の「NeXT Computer」の発表、1998年の「iMac」の発表という3つのイベントを中心に、娘のリサさんとの関係も絡めた構成にした。1984年のイベントはきめの粗い16ミリフィルムで、1988年は35ミリフィルムで、1998年は高精細のデジタルで撮影したという。
同映画の日本での公開は未定だ。
変更履歴:1988年はNext Computerの発表イベントでした。お詫びして訂正いたします。[2015/9/8 14:20]
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