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イグ・ノーベル賞発表 「情熱的キスの効用」で木俣さんに医学賞

» 2015年09月18日 14時36分 公開
[ITmedia]
photo イグ・ノーベル賞のサイト

 ユニークな研究に贈るイグ・ノーベル賞が9月17日、発表され、医学賞に「情熱的なキスの医学的な効用」を示した大阪府のクリニック院長、木俣肇さんが選ばれた。

 木俣さんは、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎の患者に対し、恋人・配偶者と30分間キスをしてもらったところ、キスをする前に比べアレルギー反応が抑えられたという。キスに関する別の研究をしたスロバキアの研究者と共同で受賞した。日本人の受賞は9年連続。

 受賞した研究は以下の通り。

部門 研究内容
化学賞 固まったゆで卵を生卵に戻す化学的方法の発見
物理学賞 ほぼ全てのほ乳類は21秒(±13秒)で膀胱を空にするという原則のテスト
文学賞 英語の「huh?」(ふん!)的な言葉は全ての人類の言語に存在する
経営学賞 子供時代に災害を経験したがネガティブな結果にならなかった経営者はよりアグレッシブにリスクをとる傾向がある
経済学賞 賄賂を拒んだ警官に特別に金を支給することにしたバンコク市警
医学賞 情熱的なキスの医学的な効用
数学賞 モロッコのイスマイル王がどのようにして888人の子供を残したのか数学的に考察
生物学賞 ニワトリにしっぽをつけて育てたら恐竜そっくりな歩き方になった
診断賞 虫垂炎は患者がスピードバンプ(道路の段差)を超える際の痛みの程度で診断できる
生理学&昆虫学賞 ミツバチに刺された場合どこが痛くてどこが痛くないのか確認するために自ら25回刺して確認

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