米Googleが9月29日(現地時間)に開催するイベントで、新Nexus端末に加えて「Chromecast」関連の新製品も発表すると、米9TO5Macが17日と18日、入手した内部文書および複数の信頼できる情報筋の話として伝えた。
「Chromecast 2」(仮)が出るとすれば、Chromecastが2013年7月に発売されて以来、初のアップデートになる。
ChromecastはテレビのHDMI端子に差し、Android、iOS、Mac、PCの画面を無線LAN経由でテレビ画面に“キャスト”するガジェット。
新モデルはサポートするWi-Fiが初代の802.11b/g/nから「新しいApple TV」と同じ802.11acになって高速化するという。
Chromecast Audioは、音楽版Chromecastといったところだ。スピーカーに3.5ミリのステレオミニケーブルで接続することで、モバイル端末で再生する音楽を無線LAN経由でスピーカーに送り、“高音質で”出力する。
複数のChromecast Audioを複数の(例えば部屋ごとの)スピーカーに接続しておくと、端末の音楽をすべてのスピーカーから流せる。
同じようなツールとして、Motorola Mobilityが昨年6月に米国で発売した「Moto Stream」がある。Moto Streamの価格は49.99ドル(約6000円)なので、Googleの製品も同程度になりそうだ。
なお、名前が似ているが、1月に同社が発表した「Google Cast for audio」とは異なるものだ。
新Chromecastと直接は関係ないが、Googleは17日に音楽アプリ「Google Play Music」のアップデートを実施した。このアップデートで、めずらしくGoogle Playの新機能紹介を更新し、「Chromecastとの接続関連をオーバーホールしました」としている(英語版)。
説明によると、Chromecastでのギャップレス再生が可能になり、曲間で再生が停止するバグを修正し、キャスト元のスマートフォンをオフにしても音楽再生が続くようになったという。(日本語ページでは、広告表示の無料ラジオの追加についての説明しかない。)
Google Play Musicは、Googleが9月に日本でも提供を開始したクラウド音楽サービスを利用するためのアプリ。Chromecastとの接続が改善され、Chromecast Audioを利用できるようになれば、3500万曲もの楽曲を、お気に入りのスピーカーでストレスなく流せることになる。
29日の発表イベントは、日本時間の9月30日午前1時から、ライブストリーミングされる見込みだ。
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