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Adobeがセキュリティ更新公開 AcrobatやReader、Flash Playerに

» 2015年10月14日 07時32分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Adobe Systemsは10月13日、AcrobatとReader、Flash Playerのセキュリティアップデートを公開し、それぞれ多数の深刻な脆弱性を修正した。

 Adobeのセキュリティ情報によると、AcrobatとReaderではコード実行につながる多数の深刻な脆弱性のほか、情報流出やセキュリティ機能迂回などの脆弱性が修正された。Windows版とMac版の両方が影響を受け、悪用されればシステムを制御される恐れもある。優先度は「2」に分類され、30日以内を目安としてアップデートの適用を促している。

Acrobat/Readerで修正された脆弱性

 脆弱性を修正した更新版は、Windows、Mac向けともAcrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラックがバージョン2015.009.20069、クラシックトラックが2015.006.30094。Acrobat XI/Reader XIはバージョン11.0.13、Acrobat X/Reader Xはバージョン10.1.16となる。

 一方、Flash Playerも多数の深刻な脆弱性に対処する更新版がリリースされた。こちらも攻撃者にシステムを制御される可能性が指摘され、特にWindowsとMac向けのデスクトップ版については優先度「1」に指定。72時間以内を目安として直ちにアップデートを適用するよう勧告している。

Flash Playerで修正された脆弱性

 脆弱性は、Flash Playerバージョン19.0.0.207(WindowsとMac向けのデスクトップ版)、同18.0.0.252(延長サポート版)、同11.2.202.535(Linux向け)、AIR SDK 19.0.0.213(Windows、Mac、Android、iOS向け)でそれぞれ修正された。

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