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NASA、火星有人探査に向けて宇宙飛行士を米国で公募開始 2017年春に選抜結果発表へ

» 2015年12月15日 16時12分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米航空宇宙局(NASA)は12月14日(現地時間)、新たな宇宙飛行士候補の公募をオンラインで開始した。「NASAの火星への旅をサポートしてくれる才能ある男女を募集する」という。応募できるのは米国民のみ。公募は2月18日までだ。

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 米国民であることに加え、工学、生物科学、自然科学、コンピュータ科学、数学のいずれかの学士号を持ち、健康であるなど多数の条件がある(詳細はこちら)。

 選抜結果は2017年半ばに発表する見込み。宇宙飛行士候補者は、同年秋から訓練を受けることになる。宇宙飛行士になると、NASAが2030年の実現を目標に進めている有人宇宙探査の実現に向けて、米Boeingと米Space Xが開発中の宇宙船での国際宇宙ステーション(ISS)への飛行・滞在、NASAが開発中の宇宙船「Orion」のテスト飛行などのミッションに従事することになる。

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 年俸は6万6026〜14万4566ドル(約799万〜1749万円)。勤務地はテキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターだ。

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