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日本の4都市をカバーするトイレシェアリングサービスは便利?

» 2015年12月25日 14時30分 公開
[大村奈都ITmedia]

 トイレ情報共有の歴史は長い。デイリーポータルZの林雄司さんが19年前の1996年に東京トイレマップを立ち上げたことでも知られているが、海外ではAirbnbをトイレに置き換えたようなサービスがいくつも登場している。

 日本でもそんなサービスが登場してきた。日本リブラインが運営する便所マッチングシステム「SUKKIRI」は、マップだけではなく、人気度やユーザーの利用回数を一覧できるため、快適なトイレを求める場合には参考になりそうだ。

 現在は、東京・京都・大阪・福岡の4大都市が対象。せっぱつまったら電話で緊急事態にも対応するとしている。利用可能時間や有料・無料の別も表示される。

 SUKKIRIの通常利用に会員登録は不要だ。脂汗を流しつつ下半身へ意識を集中しているときに、パスワード入力などしていられないから当然だろう。しかし、余裕があるときに会員登録すると、利用したトイレの評価に参加できる。評価は「14でたよ」などウンチアイコンの横に出る数字で表される。

photo トイレの写真や評価もわかる

 また、自分と同じように出先で苦しんでいる同志のために、自宅や事務所のトイレを登録しておくこともできる。その際「有料」に設定すれば、1回100円から稼ぐことが可能だ。ただし、審査あり。

 11月25日にサービス開始したばかりのSUKKIRIは、便所の登録数はともかく、評価の蓄積はまだまだのようだ。対象地域の拡大や条件検索への対応も望みたいところだ。さて、この便所サービスは便利に使えるだろうか。

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