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熊本電鉄「青ガエル」最後の1両が引退へ 東急で活躍、50年の歴史に幕

» 2016年01月08日 20時20分 公開
[ITmedia]

 熊本電気鉄道(熊本電鉄)は1月8日、「青ガエル」の愛称がある5101A号車を2月14日をもって引退させると発表した。

photo 「青ガエル」と呼ばれた5000系電車(熊本電鉄の公式サイトより)

 同車両は1954年から製造を始め、80年代前半まで東急電鉄で運行していた5000系電車(初代)。正面の2枚窓、下ぶくれの愛嬌ある顔つき、緑一色のカラーリングなどから「青ガエル」の愛称で親しまれ、そのうち1両が渋谷駅前に展示されている。

 東急電鉄を引退後、熊本電鉄を含む地方私鉄に譲渡されたが、冷房化の改造ができないことや、部品の調達が難しくなったことから廃車が進み、現在では同電鉄が北熊本駅〜上熊本駅間で運行する車両のみとなっていた。

 運行最終日は2月14日を予定し、13〜14日にかけて北熊本駅で引退イベントも実施する。引退後の車両は北熊本駅で保存し、イベントなどでお披露目されるという。

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