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Adobe、AcrobatとReaderの脆弱性を修正

» 2016年01月13日 07時55分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Adobe Systemsは1月12日、予告通りにAcrobatとReaderの定例セキュリティアップデートをWindowsとMac向けに公開し、多数の深刻な脆弱性を修正した。

 Adobeのセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは解放後使用やメモリ破損など17件の脆弱性に対処した。悪用された場合、任意のコードを実行され、システムを制御される恐れがある。

 優先度はWindows、Mac向けとも上から2番目の「2」に指定。現時点で攻撃の発生は確認されておらず、30日以内をメドにアップデートの適用を呼び掛けている。

 脆弱性を修正した更新版は、Windows、Mac向けともAcrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラックがバージョン15.010.20056、クラシックトラックが15.006.30119、Acrobat XI/Reader XIはバージョン11.0.14となる。なお、Acrobat XとReader X(10.x)ついては2015年11月でサポートが終了しており、Adobeはユーザーに対してAcrobat DCやReader DCへのアップグレードを促している。

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